ホーム > 観光・文化・スポーツ > 郷土資料館 > 弥生語(古代語)が聞ける大中遺跡の資料館
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更新日:2023年3月29日
資料館では、大中遺跡の出土品をはじめ郷土の偉人(新聞の父:ジョセフ・ヒコ、新井開削の父:今里傳兵衛、苦労人庄屋:梅谷七右衛門清政、町内の漂流者等)や別府鉄道機関車・客車などを展示しています。
詳しくお知りになりたい方は、郷土資料館へお越しください。
大中遺跡出土品
ふるさとの先覚者
別府鉄道関係
子どもたちに人気のあるコーナーが、「弥生語(古代のことば)」です。
これは、ことばの研究をされた大学の先生が、古代の朝鮮語と日本の古い本の表現や発音などから弥生時代後期の
ことばを考えられました。
ヤァイマツィタティ:やぁ、みなさんこんにちは
コノツァトパワンガオポナカムラナリ:この村は、わたしたちの大中村です
ティティパパパアルパ:お父さんお母さんは
タマタパタカイニインダィタティアルパ:田や畑に出たり
ウミニティツゥナンドリツゥン:海へ漁に行きます
ワライアルパウミマタカパニティ:わたしたちは海や川で
ウウォトリアルパ:魚をとったり
コイニノムボリティアツォムブン:木に登ったりして遊びます
ツィカラムバムイナピトヨ:では、みなさん
ユルルカニミティユキタマピヨ:ゆっくり見て行ってください
右のイラストをクリックすると、「弥生語」を聞くことができます。
続きを聞きたい方は、資料館へお越しください。
古代のことばを聞くにはMedia Playerが必要です。
お持ちでない方は、Windows Media ダウンロードセンター(外部サイトへリンク)からダウンロードしてください。
大中遺跡といえば土器がたくさん発見されたことで有名です。弥生時代の土器は、縄文時代の土器と比べて、うすくて固いのが特徴です。
資料館では、いろいろな形をした弥生時代の土器を展示しています。
弥生時代土器
土こう
弥生時代の生活は、矢じりを使って狩りをしたり、石斧(いしおの)を使って木を切ったり、石臼(いしうす)で粉をひいたり、紡錘車(つむぎぐるま)で糸を作ったりしていました。
館内には、出土品をはじめ弥生時代の食事や生活道具などを展示しています。
石鏃(せきぞく)
石斧と砥石
弥生時代の食事
弥生時代の機織り
大中遺跡では、弥生時代の祭りに使われていたと思われる道具のいくつかが発見されています。
内行花文鏡片(ないこうかもんきょうへん)
この鏡の破片は、当時中国から運ばれてきた鏡の一部です。ひもを通すための穴が2つ開いています。ペンダントのように首からかけ、大中村の村長さんが、祭りのときなどに使っていたと考えられています。
下の写真は復元した内行花文鏡で、播磨町の指定文化財になっています。
大中遺跡からは、イイダコをとったと思われる壺や網のおもりがたくさん発見されました。このことから、近くの海で漁をしていたことがわかります。
:イイダコツボ
:土錘(どすい・土のおもり)
ふるさとの先覚者として、新聞の父:ジョセフ・ヒコ、新井開削の父:今里傳兵衛、苦労人庄屋:梅谷七右衛門清政、町内の漂流者として栄力丸の漂流者等やその他の漂流者をコーナーに分けて展示しています。写真はふるさとの先覚者のコーナーです。
土山駅から大中遺跡にいたる道として人々に親しまれている「であいのみち」は、もとは軌道敷で汽車が走っていました。昭和59年1月31日をもって廃止された別府鉄道です。資料館の横に展示している機関車「DC302号」と客車「ハフ5号」は、廃線のあと町に寄贈されたものです。
機関車と客車に乗車することができます。
大中遺跡をはじめ郷土の偉人(今里傳兵衛、ジョセフ・ヒコ)や別府鉄道などの常設展示について詳しい解説を希望される方は、事務所窓口でおたずねください(都合により実施できない場合もあります)。
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