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更新日:2025年9月29日
離乳食とは、母乳や育児用のミルク等だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補うために、母乳や育児用のミルク等から幼児食に移行する中で与える食事のことです。
皆さんは、日頃、食事の塩分量を気にしていますか?
令和5年「国民健康・栄養調査(厚生労働省」において塩分摂取の平均値は、成人男性10.7g、成人女性9.1gでした。
「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」において塩分摂取の目標値は、成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満です。
皆さんは毎日の食事を「塩辛い」と感じていますか?
「塩辛い」感じていなければ、私たちの多くは毎日の積み重ねの中で味に慣れてしまい、無意識に塩分を多く摂っていることになります。
知っていますか食塩の取りすぎ問題(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
赤ちゃんの場合はどうでしょう。
「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」において生後6〜11か月の赤ちゃんの塩分摂取は1.5g未満。これは小さじ5分の1やひとつまみの2回分程度となり、(個人により異なります。ご注意ください。)とても少ない量です。
赤ちゃんの舌(味蕾)は、これから様々な味を覚えます。
使える調味料も月齢に応じて増えますが、「味付け」ではなく「風味付け」を意識しましょう。
今が一番、繊細な味がわかる舌(味蕾)を育てるとき。素材の味を十分伝えてあげましょう。
離乳食各期ごとの風味付けは、下記「離乳食のすすめ方カレンダー」を参照ください。
離乳食について悩むのは、子育てが初めての人だけではありません。
子育て経験のある人も悩むことがあります。
離乳食に悩むのは、みんな同じ。
「こんなこと聞いていいのかな」「本通りに作っているのに食べてくれない」等、気になることがあれば、離乳食相談や離乳食教室を行っておりますので、ご利用ください。
離乳食を始める日、初めての食材を与える場合は、万が一に備えて、かかりつけ医を受診できるタイミングで与えましょう。
食べ慣れている食材を与え、かかりつけ医を受診できるようになってから食材を増やしましょう。
アレルギーを引き起こす可能性がある卵などは、量を増やすことを控えると安心して進められます。
手作りした離乳食の場合は冷凍して運ぶ等、温度管理や衛生面に十分注意しましょう。
市販の離乳食を使用することも一つの方法です。
市販の離乳食を使用する場合は、旅行前に一度お試ししてみましょう。何か異常を感じた場合に、かかりつけ医を受診でき、何もなければ安心して旅行中に与えることができますよ。
また、食べられる市販の離乳食があると、いざ!という時の赤ちゃんの備蓄食にもなります。
離乳が進んでいくに合わせ、スプーンも変えていきましょう。
同じ「ひとくち」といっても、スプーンの形状や大きさによって赤ちゃんには大きな違いです。
成長に合わせてスプーンを選びましょう。
離乳初期には食事の目安量はありません。離乳中期以降は目安量がありますが、目安量より舌の動きを促すことが大切です。丸飲みしていては食べすぎや誤嚥にもつながります。同じ重さでもおかゆと軟飯では実際の米の量に伴い栄養も異なります。食事の目安量を参考にすることも大切ですが、お口の動きを確認し促すよう進めましょう。
各期ごとのポイントやお悩みについては下記をご覧ください。
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