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更新日:2025年6月30日
RSウイルス感染症は、夏から増加傾向となり秋にピークがみられていましたが、近年では春から初夏に継続した増加がみられ、 夏にピークがみられています。


RSウイルス感染症は、RSウイルスによって引き起こされる呼吸器の感染症です。
RSウイルスは、2歳までにほぼすべての子どもが感染するとされていますが、その後も生涯にわたって何度も感染と発症を繰り返します。そのため、乳幼児だけでなく、高齢者や基礎疾患のある成人においても肺炎などを引き起こすことがあります。
RSウイルスは、主に飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことによる感染
接触感染:感染している人との直接的な接触や、ウイルスが付いた手指や物(ドアノブ、手すり、おもちゃなど)を触ることによる感染
感染してから2~8日(多くは4~6日)の潜伏期間を経て、発熱、鼻水、咳などの症状が数日続きます。 健康な成人はRSウイルスに感染しても軽症で、多くは風邪のような症状で自然軽快しますが、高齢者、喘息、慢性閉そく性肺疾患(COPD)、心疾患などの慢性の基礎疾患がある人、免疫機能が低下している人がRSウイルスに感染した場合は、肺炎などを引き起こし重症化する場合があります。
有効な抗ウイルス薬はなく、基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。
軽症の場合は治療をしなくても自然に回復をします。水分をこまめにとり、脱水症状に注意し、安静に療養しましょう。
重症化した場合には、必要に応じて酸素投与、点滴、呼吸管理などが行われます。
基本的な感染対策を生活習慣にしましょう。

流水、石鹸での手洗い、アルコール製剤による手指消毒を行いましょう。
鼻水、咳などの呼吸器症状がある場合は、周囲への感染を防ぐためにマスクを着用するなど、咳エチケットが大切です。
日常的に触れる物(ドアノブ、手すり、おもちゃなど)はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒しましょう。
60歳以上の方や、生まれてくる子どもの予防を目的に妊婦の方を対象としたワクチンがあります。
RSウイルス感染症のワクチンは法令に定められた定期予防接種ではないため、接種を受ける場合は任意接種となり、接種費用は全額自己負担となります。
接種を希望される方は、直接医療機関にお問い合わせください。
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