セアカゴケグモに注意してください
セアカゴケグモは、熱帯から温帯に分布し、もともと国内には生息していなかったクモですが、環境省ではすでに国内に定着したものと判断されており、播磨町内でも生息が確認されています。
セアカゴケグモの特徴
- 雌
成体の雌は体長(脚を含まない。)が約1cm、形態的には、脚が長く、腹部が球体で大きい。
光沢のある黒色又は黒褐色を基調とし、腹部の背面に赤い帯状の模様がある。
- 雄
成体の雄は体長(脚を含まない。)が約0.3~0.4cm、腹部は白色を基調として2本の黒い縦縞がある。
- 卵のう(中に100個程度の卵が入ったもの)
直径が約1~1.5cmで、乳白色の球形をしている。
セアカゴケグモの生息場所
- 側溝の側面や溝蓋の裏側
- 屋外のベンチの裏側
- 花壇のブロックの内部
- プランターの持ち手や裏側
- 墓石のすき間やくぼみ
- 自動販売機やエアコン室外機などの機器と壁とのすき間、など

セアカゴケグモを見つけたら
攻撃性のないおとなしいクモですので、過度に恐れる必要はありません。
また、暖かくなると活動を始めますが、寒いときはじっとしています。
毒をもっていますが、牙が短いため、素手で捕まえようとしたり、うっかり触ってしまわない限り、咬まれることはありません。
発見した場合は、市販の殺虫剤(ピレスロイド系)を散布したり、踏み潰すことにより駆除してください。
(※卵のうに殺虫剤を吹き付けても、卵のう内の卵・幼虫は生きていますので、注意してください。)
注意事項
- 素手では絶対に触らないでください。
セアカゴケグモを見つけても、素手で触ったり捕まえようとしないでください。
溝などを清掃するときは、軍手を使用するなどして、咬まれないようにしてください。(※牙が短いので、布ごしなら咬まれません。)
屋外に置いているサンダル等を履くときや、洗濯物を取り込むときも、よく確認してください。
- 万が一咬まれてしまったら・・・
咬まれると、針で刺されたような痛みを感じ、その後、痛みや腫れ・赤くなるなどの症状のほか、まれに全身がだるくなったりすることがあります。
万が一咬まれてしまったら、咬まれた部位を流水や石鹸水ですぐに洗い流し、医療機関の診察を受けるようにしてください。