おいしい水の定義
更新日 2006年07月19日
どんな水がおいしいのでしょうか。
夏の暑い日、スポーツで汗を流した後などにおいしさを感じることでしょう。また、大都市の水より地方の水のほうがおいしいという先入観やイメージもあるでしょう。
このように水の味には、主観的な要素が影響しますので、おいしい水の定義にはむずかしいところがあります。
昭和60年に「飲んでおいしく感じる水」の水質要件が、厚生省(現:厚生労働省)で「おいしい水研究会」から発表されました。おいしい水とは「ミネラル、硬度、遊離炭酸などが適度に含まれた冷たい水」といわれています。
不純物のまったく入ってない水が、おいしい水かというと必ずしもそうとは言えません。適当な物質が適度に溶け込んでいる水が、おいしい水といわれる要件なのです。
同じ水であっても飲む人の好みや体調、気象条件によっても感じ方が変わり、容器や周囲の雰囲気などによっても微妙に左右されます。
おいしい水の要件
蒸発残留物
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おいしい水の要件
30~200mg/リットル -
内容・特徴
水を沸騰させても蒸発しないようなミネラルや鉄,マンガンなどをいい,1リットル中30~200mg含まれているのが理想とされています。量が多いと苦味や渋みが増し,適度に含まれると,コクのあるまろやかな味がします。
硬度
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おいしい水の要件
10~100mg/リットル -
内容・特徴
ミネラルの中で量的に多いカルシウム,マグネシウムの含有量を示し,硬度の低い水はクセがなく,高いと好き嫌いがでます。カルシウムに比べてマグネシウムの多い水は苦味が増します。
遊離炭酸
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おいしい水の要件
3~30mg/リットル -
内容・特徴
涌き水や地下水などに多く含まれ,水に新鮮でさわやかな味を与えます。これは,水中の炭酸が舌や胃の神経を刺激するためで,消化液の分泌を促進する働きを持っています。しかし,あまり多く含まれすぎると刺激が強くなり,清涼感は失われます。
有機物など(過マンガン酸カリウム消費量)
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おいしい水の要件
3mg/リットル以下 -
内容・特徴
有機物量を示し,多いと渋みがあり,消毒のために多くの塩素を必要としますので,水の味を損ないます。
臭気度
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おいしい水の要件
3以下 -
内容・特徴
水源の状況により,いろいろな臭いがつくと不快な味がします。異臭味を感じない基準。
残留塩素
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おいしい水の要件
0.4mg/リットル以下 -
内容・特徴
水にカルキ臭を与え,濃度が高いと水の味をまずくします。塩素臭が気にならない濃度。
水温
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おいしい水の要件
最高20度以下 -
内容・特徴
夏に水温が高くなると,あまりおいしいとは感じられません。冷やすことでおいしく飲めます。一般的には冷たいほうがおいしく感じられます。夏場は10度以下、冬場は15度以下が飲むのに快適な温度といわれています。
(注意)過マンガン酸カリウム、臭気度、残留塩素などが多いと、水がおいしくなくなります。
(厚生省おいしい水研究会「おいしい水の要件」より)
問い合わせ
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